ご来場の皆さま、出演者の皆さま、ありがとうございました。
ダイジェスト映像(YouTube)
次回は2024年6月9日です。
どうぞお楽しみに!
制約のある中から生み出される音楽には、繊細な響き、シンプルな音色、工夫を凝らした奏法の中に
キラリと光るオンリー・ワンの音色が宿っている-
公募で選ばれた身体的な障がいを乗り越えたアーティストたちが、
独自の表現で創り上げるスペシャルコンサートをお楽しみに!
2023年9月9日(土)@渋谷ホール
14:00開演(13:30開場)
入場料:1,000円
チケット発売:7月13日(木)10:00より開始
チケットは完売しました。ありがとうございました。
『Special×ONE Concert』 へ、ようこそ。
世の中には、音楽を自分で演奏したり歌ったりすることを「生きがい」としている方がたくさんいます。しかし、病気や怪我で身体的に演奏することができなくなってしまったら、どうなってしまうのでしょう。音楽という「生きがい」を失ってしまうのは想像以上の苦しみだと思います。また、先天的な障がいがあっても音楽を「生きがい」としたいと願う方もいます。 たとえ音楽を表現することに困難があっても、一人一人が本来持つ音楽性は決して消え失せるものではありません。むしろ、制約のある中から生み出される音楽には、繊細な響き、シンプルな音色、工夫を凝らした奏法の中に、キラリと光るオンリー・ワンの音色が宿っています。 このコンサートは、障がいがある方にとっても、音楽が「生きがい」であり続けることを願って開催されるものです。そんな一人一人から紡ぎだされるスペシャルな音楽を、どうぞお楽しみください。
Onehand MUSIC Groove 代表 田代亜紀子
日時:2023年9月9日 (土) 14:00開演(開場:13:30)
会場:渋谷ホール(東京都渋谷区桜丘町15-17 NKG東京ビル 5F) JR渋谷駅 南改札西口より徒歩3分
※公演会場には駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用いただくか、近隣の駐車場をご利用ください。
入場料:1,000円
チケット発売日:7月13日(木)10:00より
出演者(五十音順) :
あまね伶(ライアー、アコーディナ、コンサーティーナ)
工藤雄一(ジャズピアノ)
国川智幸(片手ピアノ弾き語り)
竹内正実(テルミン、マトリョミン) 共演:濱口晶生(テルミン、マトリョミン)
ゲストアーティスト:清水まり(歌手/左手ピアニスト)
ピアノ伴奏:杉村恵理(Piano “JOY” Player)
司会:霜鳥まき子(パーソナルスタイリスト)
宣伝美術:村上勝也
音響:宮原レイト
制作:鐘ケ江織代(株式会社しろばら百藝社)
協力:株式会社SPSO、言葉をつむぐ会
主催:Onehand MUSIC Groove
プログラム
あまね伶(ライアー、アコーディナ、コンサーティーナ)
「三羽の烏」 イギリス古謡 編曲:T. Ravenscroft(ライアー)
「鳥の歌」 カタロニア民謡(ライアー)
「グリーンスリーブス」イギリス古謡(ライアー)
「庭の千草」アイルランド民謡(ライアー)
「聖母マリアの頌歌集より、第7番 『愛せよ、聖母マリア』」13世紀アルフォンソ10世編纂、作者不詳 (アコーディナ)
「めでたし、海の星よ」 グレゴリオ聖歌(アコーディナ)
「広い河の流れ」 スコットランド民謡(コンサーティーナ)
「カントリー・ロード」作曲:T. Nivert(コンサーティーナ)
国川智幸(片手ピアノ弾き語り)
「心を込めて花束を 」 サザンオールスターズ(作詞・作曲:桑田佳祐)
「ラララ」(original) 作詞・作曲:国川智幸
「赤いスイートピー 」 松田聖子(作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂)
工藤雄一(ジャズピアノ)
“Over The Rainbow” 作曲:H. Arlen
“My Fanny Valentine” 作曲:R. Rodgers
竹内正実(テルミン、マトリョミン)
「アニーローリー」 スコットランド民謡
「夕焼け小焼け」 作曲:草川信 編曲:岡留美
「家路」 作曲:ドヴォルザーク
濱口晶生(テルミン、マトリョミン)
杉村恵理(ピアノ)
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清水まり(歌)/ゲストアーティスト
「蘇州夜曲」 作詞:西條八十 作曲:服部良一
「いのちの歌」 作詞:竹内まりや 作曲:村松崇継
“PIECE OF MY WISH” 作詞:岩里祐穂 作曲:上田知華
「風になりたい」 作詞・作曲:宮沢和史
“STAND ALONE” 作詞:小山薫堂 作曲:久石譲
宮原レイト(ギター)
Mario Pandeiro(パーカッション)
川勝陽一(ピアノ)
出演者
Profile
あまね伶(ライアー、アコーディナ、コンサーティーナ)
昨年春に脳出血を発症し、右上半身に麻痺が残りました。現在も右手指の感覚は戻らず、思うように動かせません。人生半ばを過ぎて出会ったライアー(竪琴)は、過去20年間に海外遠征4回、国内でも多数の演奏機会を頂きました。コンサーティーナ(六角手風琴)は、主に路上で弾きながら覚えたアイルランドの民族楽器です。発症後は、左手だけで演奏できる楽器を模索しましたが、中でもバンドネオンのようなアコーディナの音色に魅せられました。不自由さはありますが、沢山の楽器に囲まれ、音楽を奏でる楽しみに変わりはありません。まだ回復途上の拙い演奏になりますが、喜びを共有して頂ければ幸いです。
工藤雄一(ジャズピアノ)
幼少よりオーケストラに興味を持ち、後に作曲法を江頭賢三より学ぶ。父の影響で幼少よりジャズも聞いていたが、その後興味を持ち、独学で習得。2012年スウェーデン在住の森泰人の導きでスウェーデンにて録音したCD「 Birth 」が山野楽器週間ランキング2位を獲得(ジャズ部門)。モーションブルー横浜、ピットイン等でのピアノトリオ、ブラジル音楽、シャンソン等幅広く活動している。自己のトリオの演奏活動、2015年よりスタートした森泰人、小田島伸樹とのKMO は好評をを得ている。尚、ジャズ講師として後進の育成も行っている。ここ二年程右手の動きの悪さ、鍵盤の押し込みづらさに悩まされてきたが2023年にパーキンソン病の診断を受ける。
https://yuichikudo.jimdofree.com
国川智幸(片手ピアノ弾き語り)
広島市在住。
2015年に突然、脳出血で倒れ、左半身に麻痺が残る。
「何を始めるにも遅すぎることはない」と、ゼロからピアノを始め、半年後には演奏活動をスタート。
右手のみで伴奏する片手ピアノ弾き語りのスタイルと、人の心に沁みる歌声は、カフェやBAR、ライブハウス等のステージで注目を集めている。
現在、発症後の日々のことを語りながら進行する、『片手ピアノ弾き語り&おしゃべりコンサート』を開催し、公共施設をまわる活動に取り組んでいる。
https://www.instagram.com/kuni_onehandpiano/
竹内正実(テルミン・マトリョミン)
1993年ロシアに渡り、電子楽器テルミンの演奏法を発明者レフ・テルミンの血縁で愛弟子のリディア・カヴィナに師事。コンサート出演、CDへの参加多数。テルミンに関する論文発表や著作がある。テルミン演奏の普及を求め、マトリョーシカ型テルミン「マトリョミン」を製造販売するメーカーの代表も務める。2016年コンサート出演中に脳出血を発症。一命は取り留めたものの、右半身に麻痺が残る。2022年、右手と左手の役割を入れ替えた「左利き」テルミン奏者として再起を図る。2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の「大河紀行」においてテルミン演奏を担当。
https://www.mandarinelectron.com/masami-takeuchi/
清水 まり(ゲストアーティスト/歌手)
神奈川県出身。東京音楽大学声楽科卒業。大学卒業後、研ナオコ、橋幸夫はじめ様々な歌手のバックコーラスを務める。コーラスの仕事と並行して、洋楽専門のライブハウスでソロシンガーとしても活動。2004年にはキングレコードよりメジャーデビューをはたす。映画音楽の主題歌を担当したことをきっかけに、映画音楽制作にも従事。2014年には高校の音楽講師や楽器店の声楽講師の経験を活かし、『清水まり Music School』を開校。
2019年7月、ライブ出演中に脳出血を発症し、右麻痺と重度の失語症となる。2021年に復帰ライブを行う。同年、『左手のピアノ国際コンクール』に出場し、奨励賞を受賞。他に左手だけで演奏できる「左手フルート」にも取り組む。2022年、『第1回 失語症のみなさまのカラオケコンテスト』の審査委員長を務める。2023年7月には同コンテストを主催。自らの失語症を歌唱に取り組むことで改善させ、そのことを多くの方に知ってもらうために積極的に発信中。
〈note〉https://note.com/marumariku1106/
杉村 恵理(ピアノ伴奏)
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。
聞こえてきた音楽全てにハーモニーをつけてピアノでアレンジする幼少期を過ごす。ブライダルプレイヤー、キーボードデモンストレーターを経てヤマハ音楽振興会システム講師として勤務。現在は、アレンジ・演奏指導などを含めたオーダーメイドのピアノレッスンを展開する一方で、“Focus on Your Joy”をモットーに参加者一人一人の魅力を最大限に引き出す音楽ライブイベントを企画・実施している。
2019年、アメリカニュージャージー州の教会で現地日本人のアマチュア音楽家達とコンサート、2021年、コロナ禍での自身の企画による総勢22名のアマチュアによるライブコンサートをオンラインで企画・演奏し好評を博す。2022年、長崎県の高校生、また韓国の子ども有志たちによるGrobal Leadership Educationの海外アーティスト達を招致するコンサートでは全校生徒とのコラボ曲『上を向いて歩こう』のアレンジをそれぞれ提供した。
霜鳥 まき子(司会)
株式会社SPSO代表取締役/パーソナルスタイリスト。週刊文春「似合う服だけ着ていたい」連載コラムニスト。Voicyパーソナリティー。
日本航空(JAL)国際線CAとして10年の乗務を経てスタイリストの道へ。
「洋服で得する人損する人」などの書籍5冊出版、「あさイチ」「ノーナレ」「ラヴィット!」などテレビやトークショー多数出演。ユニバーサルファッション協会に参加し、障がいのある方のスタイリングも行う。
個人向け以外でも、企業ブランディング、VOLVOや学校制服デザイン、通販のアパレルブランドを展開。
VANTANスタイリスト科講師。現在、国内外老若男女2万人強のクライアントを抱える。
4歳から18歳までピアノと作曲のレッスンに通い、作曲家を目指していた時期もある。
今回の『Special×ONE Concert』では、司会とゲストアーティストである清水まりのスタイリストを務める。
アクセス
渋谷ホール(東京都渋谷区桜丘町15-17 NKG東京ビル) R渋谷駅 南改札西口より徒歩3分
※公演会場には駐車場がございませんので、公共交通機関をご利用いただくか、近隣の駐車場をご利用ください。
Onehand MUSIC Groove
障がいがあっても音楽をあきらめない!をモットーに音楽の分野でのバリアフリーを目指す。「ワンハンドピアノ」の存在によって、自ら救われた経験をもつアマチュア右手ピアニストの田代亜紀子の呼びかけで、パーソナルスタイリストの霜鳥まき子、アートマネージャーの鐘ケ江織代によって2022年7月より活動開始。片手でも演奏できる楽器や補助具の開発につながるようなニーズを探りつつ、楽器の作り手、技術者、作曲家など異分野の連携によって、海外の豊富な事例も参考にしつつパラミュージックの可能性を模索中。障がいのある音楽家同士の交流や社会的な認知を目指して、コンサートの企画を行う。
公式ウェブサイト:https://special-one-music.com
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